vol.96 恋愛プレゼン術を磨く
出逢いのきっかけはパーティーであったり、仲間との飲み会であったり、
往々にして大勢の男女が集まるところで生まれやすい。
「あっ、素敵!」
「わあ、いいなあ~……」
そんな感情が芽生える相手に出逢ったとき、なによりも相手に選ばれなければ話は始まらない。
1対1の場に持ち込んで集中的に攻めまくるという方法もあるけれど、
まずはあまたの女性の中で意中のカレに選ばれる存在にならなくては
次の一手である1対1にもなかなか持ち込めないのが現実ではないだろうか?
世の中にはプレゼン術という言葉があふれ返っていて、
往々にしてビジネスの世界の技術のように思われているけれど、
恋をつかむことこそが究極のプレゼン術の賜物なのである。
だって、一人の人の心に深く鋭く刺さるなにかを持っているということは
数多くの人の心にそこそこ刺さることよりもずっとすごいことなのである。
でも逆に言えば、多くの人たちの心をこちらに向けようとみんな必死でハウツウ本の類を読んでみたりするけれど、
たった一人の心をこちらに向けるための実践的な努力はほとんどしないのが現実だと思う。
なんにもしないで、まるで魔法か奇跡のように相手に振り向いてもらおうなんていうのが
そもそも虫がよすぎる話であって、相手に振り向いてももらえず片思いの繰り返しは
運のせいだと決めつけている人が多いけれど、そんなものを運のせいにしたら運に失礼である。
空振りや片思いばかり繰り返している人は、自分の努力や戦略が不足だと反省すべきなのである。
なんの努力もアピールもせずにオトコたちがちやほやしてくれるのは、
1万人に一人の、それこそ誰もが目を見張る絶世の美女くらいのもので、その他9999人の女性たちは
恋愛プレゼン術を心得てこそ幸せをつかめるのだということを肝に銘じていただきたい。
美人やいいオンナは相手を振り向かせるにあたって、有利には違いない。
しかし、美人ではあるけれど恋愛で日の目をみない人は結構いたりする。
要するに「女感」があるかどうかというのが、相手の心をつかむのにとても重要なことなのである。
相手はオトコである。
自分にはない魅力や特性に惹かれるのは至極当たり前のことなのだけれど、
とかくその部分を私たちは忘れがちである。
ましてや、日々オトコたちと伍して仕事をしていたりすると、
オトコをオトコと見ないで女力を発揮する術をすっかり忘れてしまうのである。
ふと髪をかき上げるしぐさ……。
すれ違ったとき鼻腔をくすぐるいい香り。
そこはかとなくうかがえる曲線的なライン。
手入れの行き届いた指先、つま先、髪の毛の先……。
憂いを含んだ長い睫……。
女性として相手を感嘆させ、感動させるものはなにか。
それにはどう装いどうふるまえばいいか、十分に意識し研究すべきである。
もう一点。
相手を魅了する特技があるのは強い。
あるグループで他のカワイ子ちゃんたちを圧倒的に抑えて
男性陣に人気なのは歌の上手い子だと聞いてちょっと驚いた。
失礼ながらその女のコは美人でもなければ、
特別可愛いいわけでもなく容姿はごく普通である。
でも、歌わせるとそのはじけ方とうまさが相まって男性たちは夢中になるんだという。
そう、カラオケだって自己アピールの大事なチャンスなのだ。
マイクが回ってきても他の人に回すようではダメ。
一人カラオケで鍛えるくらいの意気込みが恋愛プレゼンにも必要なのである。
人の喝采を浴びるスピーチ術も同様。
何かのスキルでみんなのアイドルになれれば、俄然有利なのだ。
あとは、好感度が高いにこしたことはない。
清潔感がない。
日頃から乱暴なしゃべり方しかできない。
敬語がうまく使えない。
あまりにも物を知らなさすぎる。
ありがとうがすぐに言えない。
気が利かない。
まず人としての好感度を磨こう。
上記にあるようなことは恋愛プレゼンにおいてもすべて減点対象である。
心当たりのある人はそれを改善する努力をすべきだ。
なぜならば、出逢いは概してコンサバからスタートするものだからだ。
さあ、恋愛プレゼン術を磨いて頭一つ前に出ようではないか。
春は出逢いの季節なのだから……。











